『理論』科目は全ての科目の基礎となる為、範囲が広く合格率も低い難関科目です。学習ポイントやコツ、ツールを駆使して要領よく学習して理解を深めていけば恐れる事はありません。
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この記事を読めば
❏理論科目の正しい学習手順が分かる
❏合格率の低い理由と対策方法が分かる
❏難しい計算問題の解法、計算のコツをどのように知ることができたか分かる
❏計算問題にうんざりしてしまい試験勉強がなかなか進まない悩みの解消法が分かる
電験理論の学習順序
いきなり交流や電磁力の学習に手を付けるのは止めましょう。理論科目の中にも学習の順序があります。
一番最初に学習するのは『直流回路』です。電気の根幹ともいえるオームの法則を理解してこそ、交流や静電力も理解ができます。比較的単純で得点源でもあるので直流回路はじっくり学習しましょう。
順序は
直流回路⇒静電気⇒電磁力⇒交流回路⇒三相交流回路⇒過渡現象⇒電子理論⇒電気測定です。
理由はオームの法則が基本中の基本で、直流回路の演習問題を行うことで理解を深めやすくなります。
静電気、電磁力で「電気の性質」を理解した上で交流回路を学習することが理解を深めていくうえで効率が良く、交流回路が分からないと三相交流も過渡現象も分からない為です。
各単元の参考書や解説動画を一通り見てから過去問題を解いて理解してから次の単元に進むことを繰り返して学習していきます。
理論の合格が難しい理由
電気技術者試験センターより理論科目の合格率です。20%を下回る難関の科目です。
計算問題が80%を占めていること、他科目(機械・理論・法規)にからんでくるために範囲が非常に広いことが理由です。
ただし、理論さえ突破すれば他科目の理解は早くなるので理論が合格できれば電験3種の合格への道のりは5割ほど達成です。
理論の対策
❏対策
①コツコツと取組む
計算問題が多いためかなり頭を使います。
そのためダラダラと長時間勉強を続けても効果が薄く、かけた時間にたいしての見返りがありません。
だからこそ一夜漬けでの合格は不可能です。
スキマ時間などを活用して勉強習慣を身に付けつつ勉強を進めていきましょう。
短時間の集中勉強が非常に効率よく効果を発揮します。
スキマ時間は解説動画や参考書の解説文を見る事をおすすめします。
②電気数学をしっかり勉強する
計算問題が8割を超える試験です。
三角関数や分数計算のコツ、解法をしっかり習得してから学習に取組めば効率よく勉強を進められます。
数学に苦戦する人が多い為、難しい科目となっています。
SATなどの講座を受講すると電気数学も要点を絞って
学べるうえ質問もできますよ。
なにより簡単に解ける計算方法のコツをしっかり教えてくれます。
③得点源の過去問題をひたすら解く
電験は戦略です。
対策を立てる=得点源の問題をしっかり正解できる力をつける事です。
結局のところ電験の問題は過去問題に類似する問題が多く出るのが真実。
過去問演習をしっかり行い、得点源となる問題を確実に正解できるように問題に慣れておくことが合格への近道となります。
難しい問題にいきなり取り組むのではなく、ステップアップ式に簡単な問題から取り組んでいきましょう。
得点源となる問題とは簡単な問題のことです。
つまりは絶対に正解しないといけない難易度の問題。
技術者不足で困っている中試験も簡易化傾向です。
簡単な問題をしっかり正解できれば合格できるので難易度がランク分けされている問題集などを活用して中間ランクまでは正解できる力を身に付けましょう。
④満点を目指さない
得点源となる問題をなるべく多く学習した方が得点力は上がります。
難しく理解しきれない過去問題は割り切って次に進むことも大切なことなのです。
難しいB問題(試験の終盤に出てくる a,b 2問構成の問題)も最初のa問題を得点できれば、理論においては問題ありません。
問題がランク分けされている参考書や過去問集、問題集は上記がおすすめです。
全ての問題に力を注いでいては試験対策としては非効率。
特に上記の実践問題集はステップアップ式で問題が出されているので非常に効率よく得点力が身に付きます。
SATの通信講座がおすすめ
何をどこまで勉強すればいいのか分からない。
電験の学習においてはそんな不安が常にあるかと思います。
数学の基礎、電気とは何から『 ここは難しいので割り切りましょう 』と指標を示し解説してくれる池田版電験三種は本当におすすめです。
実際に使用した筆者は分数計算から分からなかった為、そこからしっかり解説してくれるうえ計算方法のコツまで学ぶことが出来て非常に助かりました。
電験においては常識となる√1−0.8²=0.6や三角関数1:2:√3、和分の積など必須の公式もしっかり教えてくれます。
必ず合格に近づく講座のため電験三種資料請求LPより1度サンプルの解説動画をみることをおすすめします。
まとめ
❏電気数学、直流回路と正しい手順を踏んで学習しましょう。
❏一番大事な科目です。焦らずコツコツ取組みましょう。学習スピードはどんどん加速していくので安心してください。
❏おすすめの問題集、通信講座を活用すれば少ない学習時間で合格可能です。
電験2種においても同じです。
おすすめはSATの第二種電気主任技術者です。
講師は電験3種の講座とおなじ池田先生で非常に分かり易く優しい解説が特徴です。
ぜひ1度電験二種資料請求をして判断してみてください。
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