電験の試験範囲は広くて深いです。短縮はできても多くの学習期間が必要です。モチベーションを維持することを考えがちですが、そもそも維持する労力が非効率で再現性が低いです。脳の仕組みを理解して、やる気に依存しない学習のコツを学びましょう!
目次
この記事のまとめ
- そもそもやる気に依存した勉強の取り組み方が間違え。習慣化を目指す。
- 脳の仕組み「報酬確立」、「時間割引」を理解して最初のやる気を習慣化につなげる。
- スキマ学習や通信講座を駆使することで、電験の学習を確実に習慣化させましょう。
- 電験の試験は「長期戦」であることを踏まえて日々の休息を大事にしましょう。
- 夜の睡眠は1日の学習を脳内で自動整理する重要なタスクです。
この記事におすすめの方
❏勉強のやる気が起きない
❏試験勉強が長続きしない
❏モチベーションを維持する方法を探している
❏再現性のある勉強の取り組み方やスケジュールを知りたい
※この記事は10分で読めます
そもそもモチベーションは続かない 習慣化につなぐ
意思が強い弱いに関係なく、人間のやる気は長くは続きません。
やると決めた当初はできるかもしれませんが、スマホというエンタメの端末が常に身近にある現代で誘惑に勝ち続けることは至難でしょう。
※それが普通です。できない自分に嫌気がささないように注意です。
そこに「1日2時間、○○時~○○時は勉強する」などのスケジュールを立てても無意味です。
ノルマを達成できない自分に嫌気がさしてしまうため逆効果です。
そもそも自分のやる気に期待した進め方がよくありません。モチベーションを保つことを考える前に、容易に勉強に取り組む方法を探しましょう。
勉強が習慣化につながれば合格は目の前です。
脳の仕組みを理解する【モチベーションの仕組み】
この記事では勉強の習慣化をゴールとします。
習慣化するためにはやる気がでる仕組みを理解して、最初の「取り組む」→「続ける」→「習慣化」とステップアップ式でゴールを目指します。
①報酬確立
脳の中には前頭前野などの「報酬系」とよばれる機関があり、報酬系がドーパミンを分泌してやる気につながります。
この報酬系をいかに活発に働かせるかがカギです。
カギは報酬確立。
ガンバっても獲得できる可能性が低いものに対してはやる気がでません。
しかし少しガンバれば獲得できるものに対してはやる気がでるのです。
ゲームなどはそこを刺激して、徐々に敵を強くしていくなどして引き付けています。
電験は前者。めちゃくちゃガンバっても合格となる可能性が低いです。
ではどうすればいいのか?毎日行う勉強のハードルの方を下げてしまうのです。
具体的にはスキマ時間だけ勉強すると決めてしまうこと。スマホで動画やマンガをみる時間を勉強に変えるだけ。
すべて変えるのではなく外出中のみなど家にいる時間は過去問を1問解くだけなどにする。
これだけのことで電気主任技術者の免状を取得できるなら資格が「少し頑張れば届くもの」に変わります。
この段階の目的は勉強習慣を身に着けるためのスタートラインに立つことです。
②時間割引
これは手に入るのが後になればなるほど、価値が割り引かれて感じられる現象です。
電験こそはまさにこの時間割引により「こんなに頑張る価値があるのか?」という気持ちに襲われてしまうのです。
対策はいくつかあります。取得後はどんな付加価値が自分に与えられるのか調べるのもありです。
・転職における人材市場価値は年収700万円にUPする。
・会社に縛られない人材になれる。
・いつでも転職できる自由を得られる。
・選択できる企業が増える。
・資格手当で年収が永年10万円UP。などなど…
以下の記事で実際に転職した際の年収例や採用をもらった企業の例をまとめていますのでご参考にしてください。
ほかの対策としてはゴールを細分化することです。
直流回路の過去問題を解けるようになることを1か月~2か月の目標にして解けるようになる喜びを味わう。
できるようになったら今度は電磁力の単元を2か月以内に習得するなどゴールを資格取得ではなく細かく設定することで時間割引の減少を回避できます。
毎日のスキマ時間で学習効果や成長を実感できれば勉強が楽しくなってきます。
もう少し頑張ればもっと早く合格に近づくのでは?こんな気持ちが芽生えたら習慣化のゴールは目の前です。
③夜はやらない
何かをやろうとする時には意志の力が必要です。
意志の力を使う時には前頭前野に負荷がかかるため、勉強をしようと取り掛かるたびに意志力(気力、やる気)を浪費しています。
つまり1日中学業や仕事をして帰ってから勉強すること自体がハードルが高く、再現性のない非効率な勉強スケジュールです。
人は選択、意思決定をするたびに気力を浪費しています。
アップルのスティーブ・ジョブズでさえ、気力を温存するために毎日の服装を選択しなくていいように同じ服しか持っていないそうです。
「習慣化」を本当に目指すのであれば、朝もしくはスキマ時間に勉強することが最短で再現性の高い方法となります。
睡眠により気力が回復し、脳内の整理もされているため知識の吸収や問題を解く力も冴えわたっています。
別記事でも紹介していきますが、インプット(知識を吸収)とアウトプット(問題を解く)にも1日の中でベストなタイミングがあります。
夜は10分~20分くらいの講義動画、もしくは過去問解説動画の視聴、問題集の解説を読む程度で充分です。
問題集は朝解くなど勉強内容ごとにのタイミングを意識していきましょう。
ブルーライトの影響、副交感神経の働きを考慮して1時間はスマホやテレビは見ずに勉強もしないで良質な睡眠を心がけましょう。
睡眠時間の維持も合格に影響します。
【習慣化】までのステップアップ
勉強の習慣化による継続的な学習が合格にもっとも影響します。
習慣化するまでの今までの説明をまとめていきます。
ステップ1⃣
電験は少し頑張れば取得できて、取得できれば人生にとってとても有利に働くコスパ最高の資格であるということを理解します。
そのうえで、スキマ時間で少し勉強します。
スキマ学習におすすめなのは動画講義を視聴すること。
動画講義の視聴であれば、スマホとイヤホンがあればすぐに勉強ができるからです。
管理人はSATの通信講座の講義を数学から順番に視聴しました。
何から学習していけばいいか迷うことなく学習を進められるうえスマホで視聴できます。
1つ15分程度の講義なので、通勤通学などの時間や病院の待ち時間などにピッタリです。
以下にSATのサンプル動画やレビュー記事をまとめていますのでご参考にしてください。SATの通信講座は本当におすすめです。
ステップ2⃣
時間割引が障害になることを理解して、目標を合格ではなく『タスク』にしましょう。
今週はこの単元までの動画視聴を終わらせる。今月は電気数学の学習を終わらせる。など、少し頑張ればクリアできる目標を立てることが大事です。
この小さな目標をクリアしていった先に年収アップや転職の自由というお宝があることも常に心にとどめておき学習を進めていきましょう。
ステップ3⃣
朝の勉強を開始しましょう。
タイミングはもっと集中して問題を解きたいと思えた時です。
夜は記憶の定着を図りインプット。朝は頭の整理がされているのでアウトプットを意識して取り組みましょう。
具体的には朝、問題集の取り組みを行い1日30分のスキマ時間の学習+朝の30分~1時間の勉強時間と夜の15分~30分の学習動画の視聴で1日1.5時間~2時間の勉強を継続できるようになってきます。
ステップ3⃣を平日だけでも続けることができれば『習慣化』は完了です。試験に合格し新たな自分を手に入れることができますよ。
睡眠休息が合格に不可欠(モチベーションより大事)
自分をセーブすることも大事です。
習慣化が身につても、その習慣を維持することもまた難しいのです。
絶対に毎日勉強すると意気込んでしまうと疲れてしまいます。
電験は長期戦。そのことをしっかりと頭に留めておきましょう。
土曜日は朝だけ。日曜日は勉強しない。などと決めてしまうこともいいでしょう。友達に誘われたら人間関係を優先するのも大事です。幸せになるための電験です。
また睡眠も非常に重要です。
人間の脳は睡眠中にその日の情報を自動で整理してくれる機能が備わっています。
寝ることで1日の勉強した情報を整理してくれるので、寝ないことは学習効率低下になります。
眠くなったら睡眠を優先する!これが最大効率を求めて導いた答えです。
1年で電験2種に合格した筆者も睡眠は6時間以上とっていました。土日は育児に追われて勉強もできません汗。それでもスキマ時間をすべて学習に充てて、朝の勉強を継続して、睡眠をしっかり取ることで学習効果が最大になり合格できました。
まとめ
勉強の学習効果はどんどん指数関数的に現れます。最初は小さな1歩で効果を感じにくいかもしれません。問題がなかなか解けないことよりも勉強習慣がついたことに喜びを感じ、自分を褒めましょう。続けることがもっとも重要です。最初は勉強が進まずこのペースで大丈夫かな?と不安になりますが大丈夫です!理解力は向上し続けてある点を境に急上昇していきます。1歩を踏み出せたあなたなら必ず合格できます。
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