勉強の方法

電験3種 機械科目の勉強方法【理解のコツ】 電験の勉強法⑦

4機(直流機、同期機、変圧器、誘導機)の対策が重要ですが、物のイメージがしにくいため問題文の言葉の意味をしっかり理解することが重要です。

この記事のまとめ

  1. 機械科目は図示して問を把握する
  2. 電験王、東京電気技術教育センターの動画が分かりやすい

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機械科目の勉強方法 理解のコツ 図解 誘導機

機械科目 平成16年 問1の過去問題を例にとります

問1 定格出力2.2(kW),定格回転速度1500〔min-1〕,定格電圧100〔V〕の直流分巻電動機がある。始動時の電機子電流を全負荷時の1.5倍に抑えるため電機子巻線に直列に挿入すべき抵抗〔Ω〕の値として,最も近いのは次のうちどれか。 ただし,全負荷時の効率は85〔%〕,電機子回路の抵抗は0.15 〔Ω〕,界磁電流は2〔A〕とする。

(1)2.43 (2)2.58 (3)2.64 (4)2.79 (5)3.18

この問題において、定格出力とは軸出力のことです

よって電機子電流×電圧が2.3kWになった場合すべりなどの損失が考慮すれば2.2kWの出力になります。

この問題のポイントは全負荷時の効率を提示されていることです。

効率は出力/入力です。

下記の図でいうと入力は赤枠部分になります。L型等価回路でいえばV1×I1です。

入力=出力/効率より負荷電流が求まります。

負荷電流が求まれば電気子電流が求まり、1.5倍に抑えるための抵抗も求まります。

出力とは、入力とは何か?それぞれの単語が図のどこを示しているのかを正確に把握することで理解力が格段に早まり、迷いがなくなります。

だれかに質問する際も、この言葉がどこを意味しているのかを確認しながら質問をすると、相手も何が分かっていないのかを感じ取りやすくてスムーズに回答をもらうことができます。

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 機械科目の勉強方法 学習のコツ

上記までの詳しい解法は動画解説がありますので、そちらをご視聴された方が確実にわかりやすいとおもいますのでご参照ください。

また軸出力に関する過去問の解説動画もご参考にすると理解が深まるかと思います。

紹介した解説動画を発信している「東京電気技術教育センター」と「電験王」は解説が非常に上手にまとめられています。

東京技術教育センターの解説動画は非常に丁寧に解説がまとめられており、初学者にとってイメージしきれない箇所が鮮明になるかと思います。

電験王の管理人は電験の過去問解説サイトの運営、TACの通信講座の講師を務めるなど電験においての第一人者といった印象です。

当ブログの管理人が電験2種の受験勉強の際も大変お世話になりました。

難易度評価もあり、下手な参考書よりもよほどコンパクトに分かりやすく解説がまとめられています。

 機械科目の勉強方法 通信講座の活用

目に見えず、イメージしにくい上小難しい電気の勉強はなかなか難しい道のりです。

初学者に合わせてゼロから体系立てて学習を進められる通信講座の活用は非常に有効です。

機械科目はもちろん他の科目の学習にも非常に役立ち、法規を学習する際の「頻出単語見え消し勉強」をスマホでどこでもできるのは、他の受験者にくらべて大きなアドバンテージになります。

おすすめの通信講座の記事もあります。よかったらご参照ください。

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まとめ

今回は誘導機に絞って解説しましたが、今後他の4機や得点源の照明の解説記事も投稿していきます。

昨今は電験ブームがきており非常に勉強しやすい環境だと思います。

紹介した電験王には有料ですが個別質問システムもあり非常に分かりやすい解説に電験2種の受験の際には助けられました。

※管理人の感謝の声が掲載されてりました。Eさんです。

ぜひ最大限活用して、難しい電験を突破して転職の幅を広げていただきたいと思います。

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