電験の勉強を進めるうえで理解力が乏しいと感じた管理人は、学習効率の最大化を目指して「シリコンバレー式」の頭がよくなる習慣を取り入れて、1年で電験2種に合格を果たしています。
※「シリコンバレー式」とは、アメリカのカリフォルニア州にあるシリコンバレーにおいて発展してきた企業文化やビジネスモデル、経営手法、革新のスタイルを指す言葉です。
目次
地頭がよくなる習慣
- 運動で脳細胞を成長させる
- ナッツを食べれば頭がよくなる
- 朝のバターコーヒーで脳の働きが活性化
- お菓子や菓子パンをやめて思考が早くなる
集中力・理解力の改善はすぐできる
勉強をしていても自分には集中力がないから電験は無理。理解力がないから勉強が進まない…。などの悩みは運動や食生活を見直すことですぐに改善できます。
その答えが「HEAD STRONG シリコンバレー式頭がよくなる全技術」という本にあり脳をハックする、つまりは 脳の働きを理解し、意図的にそれを最適化するための手法を駆使することで勉強効率を5倍以上アップして、文系高卒の管理人が電験2種に1年で合格しています。
脳をハックする(最適化)する方法
以下が管理人が実際に行って効果を実感した方法5選です。自頭(正確には地頭)がよくなり同じ時間の勉強でも何倍も定着力や得点力、集中力の向上を実感しました。
地頭を鍛えるには肉体を鍛える
勉強をしても脳の神経細胞の成長はあまり期待できません。脳のニューロン(神経細胞)は運動でこそ成長し、強化されることが科学的に示されています。これは「神経可塑性」と呼ばれる現象で、脳は経験や学習、そして身体活動の成長により変化するのです。
元メジャー選手のイチローも運動も勉強も得意でした。以下のような高負荷のトレーニングを積んでいたからこそ少しの勉強で結果を出していたのかもしれません。
HIIT(ヒッツ):高強度インターバルトレーニング
HIIT(高強度インターバルトレーニング)によって脳が成長し、機能が向上することが研究で示されていて、運動が脳に与える影響の中でも、HIITは特に効果があるとされています。
HIITは、脳内で「BDNF(Brain-Derived Neurotrophic Factor)」という重要なタンパク質の生成を促進します。BDNFはニューロンの成長、維持、そしてシナプス(ニューロン同士の接続)の可塑性を高める役割を担います特に海馬(記憶や学習に関わる脳の領域)で、BDNFの増加は新しいニューロンの生成を助け、脳の成長を促進します。
管理人はこの10分~15分の高負荷トレーニングを朝行った後に勉強に取り組んで脳の成長を図りました。
ナッツ(特にくるみ)を朝ごはんにする
くるみに含まれる栄養素が脳の健康や機能に対して多くのプラスの認知効果をもたらすためです。くるみは、特に以下の成分が豊富ですで、これらが脳の機能をサポートする義務となります。アーモンドやカシューナッツも良いですが、栄養価ではくるみが1番おすすめです。
1.オメガ3脂肪酸(DHAとEPA)
くるみには、αリノレン酸(ALA)という植物性のオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。体内でこのALAがDHAやEPAに変換されます。DHAは脳の構造を維持し、シナプスの機能最適化するために重要です。脳細胞のコミュニケーションが考慮され、記憶力や学習能力が向上することが期待されます
2.抗酸化物質
くるみは非常に高い抗酸化力を持っており、特にポリフェノール、ビタミンEなどが豊富です。抗酸化物質は、脳細胞をフリーラジカル(酸化ストレス)から保護する役割を果たし、脳の老化や認知機能これにより、長期的な脳の健康が維持され、記憶力や認知力が向上します。
3.ビタミンE
くるみには、ビタミンEが含まれており、これも強力な抗酸化物質です。ビタミンEは脳細胞を酸化ストレスから守り、アルツハイマー病や認知症の予防にも効果があるとされています。老化を遅らせ、認知機能をサポートする重要な働きをする栄養素です。
4.メラトニン
くるみは、メラトニンというホルモンを自然に含んでいます。メラトニンは睡眠サイクルを調節する役割があり、良質な睡眠を促進します。良質な睡眠が勉強に非常に重要であることは科学的に証明されており、電験の勉強においても良質な睡眠が勉強効率を加速させます。
朝食にバターコーヒーを飲む
バターコーヒーに含まれる成分が脳のエネルギー供給を効率改善、集中力や認知機能を高める効果が以下にその主な理由を説明します。
1.MCTオイルが脳に即効的なエネルギーを供給
バターコーヒーに含まれるMCTオイル(中鎖脂肪酸)は、消化が早く、肝臓でケトン体に変換されます。ケトン体は、脳のエネルギー源として非常に効率的に利用され、ブドウ糖とは異なる代謝経路これにより、集中力やクリアな思考が促進され、頭の回転が速くなります。
2.安定したエネルギーレベルを認める
バターコーヒーには脂肪が含まれているため、炭水化物本体の食事に比べて血糖値の変動が少なく、エネルギーが長時間安定して供給されます。とか、疲労感が出やすくなりますが、バターコーヒーはそのようなエネルギーの波を抑え、持続的な集中力を維持するのに役立ちます。
3.カフェインによる集中力UP
コーヒーに含まれるカフェインは、脳内でアデノシンという眠気をやはり化合物の働きを止めます。これにより、注意力や集中力が向上し、短期的な認知機能の改善が期待されます。
管理人は朝ごはんをナッツとバターコーヒーに切り替えました。最初はつらかったですが集中しやすくなり朝の勉強がはかどるのを感じます。以下のバターコーヒーは飲み易くておすすめです。
お菓子や菓子パンをやめる
スナック菓子や菓子パンに含まれるトランス脂肪酸が脳に悪影響を及ぼします。
トランス脂肪酸とは
トランス脂肪酸とは、不飽和脂肪酸の一種。不飽和脂肪酸には、構造の違いから「シス型」と「トランス型」、2種類の形が存在します。天然の不飽和脂肪酸はほとんどが「シス型」に属していますが、トランス型の脂肪酸(トランス脂肪酸)も牛や羊などの脂肪に微量が含まれています。
自然界にはあまり存在しないはずのトランス脂肪酸が、なぜ問題になっているのでしょうか。
その答えは、油を加工するときに、シス型だった脂肪酸がトランス型に変異してしまうからなんです。
最も身近なものとして挙げられるのが、マーガリンやショートニング。マーガリンやショートニングは、もともとサラサラの植物性油脂を固形の油に化学処理をして作られます。その際に水素を添加することが多く、そのために構造が変化し、トランス脂肪酸が発生してしまうのです。
よってトランス脂肪酸を含まないパンは中々ありません。ホームベーカリーで米粉パンなどを作って管理人はパン欲を押さえていました。またトランス脂肪酸は植物性油に含まれるということは9割以上のお菓子にトランス脂肪酸が含まれるということです。お菓子でさえタバコと同様な有害なものと認識しておきましょう。
トランス脂肪酸が脳に与える影響
1.認知機能の低下
トランス脂肪酸を多く摂取することで、記憶力や学習能力などの認知機能が低下するデータがあり、ある研究ではトランス脂肪酸の摂取量が高い人は、年齢とともに記憶力が低下しやすいことが確認されています。日本の食品はとにかく添加物が多いです。
2.炎症と酸化ストレス
トランス脂肪酸は、体内で炎症や酸化ストレスを感じる可能性があります。これにより、脳内でも炎症が進みやすくなり、神経細胞にダメージを与える可能性があります。などの神経変性疾患のリスクを高めるとともに、情報処理能力(計算力など)の低下をもたらすのです。
管理人はお菓子や菓子パンを止めた途端にイライラが少なくなり、集中の持続時間も明らかに伸びました。勉強でストレスがかかるとお菓子を食べてしまうかもしれませんが、その行為が逆にストレスになる悪循環となります。
ストレスはHIITなど運動や質の良い睡眠で解消するようにできると理想的で、学習効果の効率もさらに大きくなります。
トランス脂肪酸が多い食品
ショートニング、マーガリンを使う菓子パンや油で揚げたスナック菓子が非常に多くのトランス脂肪酸を含んでいます。
ミスドなどのドーナツ、スナック菓子のポテチなどは絶対にやめましょう。どうしておt下手いときはポップコーンを家で作る、レンジでポテチを作るなどの方法もあります。
せめて米粉油で作っているお菓子に切り替えるところから始めるとよいかもしれません。
電験の早期合格が必要となる理由
30代の転職
当ブログの管理人は30台後半に差し掛かり転職を焦っていました。電験にいち早く合格して家族を困らせないよう収入を安定させた転職を望んでいました。
また家庭の時間も重要視していたことから、大手企業=ホワイトのイメージがあり、大手企業への転職を希望していたことから35歳までに転職しなければと電験の合格を急いでいたのです。(大手企業への転職において35歳以降で難しいのは本当です)
若さ+電験が転職市場価値をUPさせる
電験の資格保有者は今はまだたくさんいます。しかし半分以上が50代以上で電気主任技術者の高齢化が問題となっているのです。
仕事の内容も会社によって多種多様のため、自社の仕事の進め方に柔軟に対応してくれる「若い電気主任技術者」を企業は欲しているのです。
50代以降で電験の挑戦に意味がないことは決してありません。電験の資格が発揮する威力をは年齢問わず非常に大きいものだからです。しかし30代より手前で取得できれば平均年収以上での転職が可能となり、自身が会社を選べる立場となるために若いうちに取得しておくことに越したことはありません。
まとめ
電験の試験勉強の最大効率化を目指した管理人はいろいろな本を読みました。ナッツが体にいいことは多くの本に書いてありましたし、睡眠の重要性もどの本にも紹介されています。
そして日本の食文化の意外性も知ることができました。お菓子やジュースなど加工食品の添加物は他の国よりも多く、アメリカが使用を禁止している農薬を使っている始末です。
安全大国日本は表面ばかりで食に関しては本当に有害なものばかりであることが分かり絶望しましたが、知ることができて気を付けることができるようになりました。
電験を通じて多くの知識を得たので今後も紹介していきたいと思います。電験合格だけでなく、健康と幸福を祈っています。