転職の進め方

電験を取得して本当に人生変わるのか?転職実体験

普通科文系の高卒サラリ-マン(工場勤務)の管理人が電験3種、電験2種を取得して人生がどのように変化したのか?

電気主任技術者を目指すことはやめるべきなのか?人生が本当に好転するのか?

転職体験などを通して取得するべきか解説します。

人生変わったと感じたこと5選

  1. 転職エージェントの対応が激変
  2. 再転職が簡単で転職において保険となる
  3. 30代高卒、未経験でも700万円の内定を獲得
  4. 非公開求人をエージェントに多く紹介してもらえる
  5. 起業100年以上のプライム上場企業の総合職採用で転職

人生が変わったと感じたこと5位~1位

先ずは電験の資格を取得して、実際に人生が好転したと強く感じたことをランキング形式で紹介していきます。

5位.転職エージェントの態度が急変

無資格の時は態度が悪いエージェントが多く、希望年収(現状の年収)を言うと鼻で笑う転職エージェントもいました(Rエージェント)。3種を取得した時点では対応が少し良くなった感じがしました。

そして電験2種を合格後は対応が急変し、やる気を出してくるエージェントばかりに…。それだけ30代以下の資格保有者が少ないということです。

30代で資格を取得してしまえば転職においては企業を選ぶ側の人材になれるでしょう。

4位.転職失敗してもすぐ再転職可能

管理人は家族を連れて憧れの東京に転職し、大失敗をしています。家族の落ち込み様を見かねて入社1か月でUターンの再転職を決意しました。

転職後間もないので内定を獲得できるまで1年はかかると踏んでいましたが2か月ほどで内定を4社以上獲得(いずれも上場企業)。2次面接に進んだ企業は全て即内定を頂けました。

結果的に3か月で地元の企業への再転職が叶い、東京生活はひと夏(8月~11月)の思い出として残りました。

30代転職失敗 自身の体験と200人のアンケートを比較実際に多くの30代が経験している転職失敗の事例を管理人の体験談を交えて解説。アンケートを体験から転職失敗を避ける方法を紹介しています。...

3位.狙える年収帯が700万円以上

転職市場における自身の人材価値が急騰します。狙える年収帯が400万~500万円だった市場価値は電験3種で500万円以上、2種を取得すると600万円以上に急上昇します。

資格一つで転職の幅が大きく広がったのを実感しました。

電験の資格はニーズが高く、業種を絞ってもたくさんの求人が全国にあります。地元での転職を目指すなら地域密着型の転職エージェントがおすすめです。

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2位.非公開求人も多数紹介

電験2種ともなると希少価値もあり多くの企業が欲しがります。求人を出していなくても確保しておきたいと思っている企業も少なくありません。

3種を持っているだけでも、後に2種を取得してくれるであろうと「ポテンシャル採用」も見込めるでしょう。

よって転職エージェントから企業への人材の売り込みがしやすくなるのです。つまりは求人が出ていなくても求人枠を作ってもらえるということ。非公開の求人を紹介されていいることと同じようなものです。

また非公開の求人も実際に多く紹介してくれます。忙しい採用担当者はエージェントに厳選して人材を紹介してほしいことが多々あります。

電験を取得していれば転職エージェントも自信をもって紹介できるのです。

1位.大手企業の総合職採用を獲得

3か月で再転職(Uターン希望でおめおめと地元に帰りました)をした管理人ですが、大手企業の総合職採用で転職してます。

3か月の再転職にも関わらず企業レベルは上げながらの転職を叶えました。

自己分析もしっかり行って転職したので、残業時間も月10時間前後で家庭の時間を大切にするようにしています。スキルも培ったものを活かせるような業種を選んで会社を選択しているので、仕事はそれなりに出来ているのでストレスを抑えながらの働き方もできています。

その上で総合職というエリート採用の位置付けなので、昇給率など給与面でも優遇されていると、会社に入って実感してました。

電験という資格は、大きな躍進の可能性を秘めており、転職においては再転職も容易になる保険のような力も秘められています。

電気主任技術者のデメリット

責任が重くプレッシャーがかかる点は多少あります。

独立すると稼ぎは増えるかもしれませんが、トラブル対応などの全てを自分の力で対処しなければならず、顧客からの苦情対応もあるでしょう。

しかし地元の電気協会に所属すると、独立した仲間同士で支え合うことも可能なようです。協会による勉強会や仕事の斡旋などもあるため、独立したい場合はリサーチをしっかりして準備を怠らなければリスクを回避できます。

会社で働いた場合、資格手当の割に給与の低さを感じてしまうこともあるようです。

災害が発生した場合や電源設備の新設時には経済産業省や消防など、お役所とのやり取りも行う必要があります。感電災害時には電気主任技術者の説明が求められて、責任を負うこともあるかもしれません。

安全管理者として毅然とした態度で安全作業を指示しないといけない立場となりますので、上司に意見する場面もあるでしょう。

そのような責任の重い場面が際立って「電気主任技術者はやめとけ」との声が大きくなるのかもしれません。

しかし企業によってはしっかり安全管理がされており、お役所とのやり取りも指示してくれる会社もあります。

管理人が働いている会社は主任手当が30,000円もあります。

なりたい自分を想像してリサーチを怠らなければ、デメリットを回避しながら理想の働き方ができるのも事実なのです。

電気主任技術者のメリット

資格一つで社会的地位が向上

※経済産業省の調査より 電気保安協会の年齢分布

電気主任技術者の不足は嘘ではありません。電気主任技術者資格の保有者の年齢層は半分以上が50代以上で高齢化しています。

引退者が増加していく中で資格の保有者が増えないうえに太陽光発電などの分散型電源が増加していて、需要が増えているのに供給が減ってきている状況です。

つまりは電気主任技術者の存在価値は日に日に高くなっていて、企業も電気主任技術者の確保に力を入れているのです。

管理人の体験談

証拠として管理人の実体験を紹介します。転職で700万円以上の内定を提示されたり(33歳の時点)、転職後に再転職先が3か月で内定が決まり(転職失敗しました)、大手企業の総合職採用で働いています。

電験の資格が転職や人生においてお守りのように働いてくれました。

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資格一本で社会的に認めてもらえて評価され、対価としても給料をしっかり確保できる素晴らしい資格であると実感しています。

電気主任技術者は異性にモテる?

モテません。

電気主任技術者の資格の欠点は知名度が低いこと。(モテる事や自慢に関して)

第2種電気主任技術者の資格を保有していても資格の難易度も需要の高さも一般的には知られていないのが実情です。

ただし、大手企業の総合職で働いているといった看板をもったとき、チョットだけ「エリートなんだ…」と出会って最初の受けが良くなったことはあります…。

ですが、転職エージェントにはモテます。給与水準が高くなるので転職を斡旋できればエージェントの報酬も高くなるためです。

働き口に困ることはなく、一生食べていける資格といっても過言ではないことは確かです。

一生物の財産になる

前の項目と被りますが、管理人は転職失敗を経験しています。転職で家族を引き連れて上京しましたが環境に馴染めず、家族も鬱になりかけてしまいました。

転職して1ヶ月目にこのままではいけないと感じて再度転職活動をスタート。当初は転職後すぐのため1年は再就職に時間か必要だろうと覚悟していました。

しかし30代で電験二種の資格保有者はホントに貴重なので、転職後3ヶ月の管理人に3社の大手企業(いずれもプライム上場企業)から内定をいただくことが叶い、その内の1社に総合職採用で働かせてもらっています。

資格は一生モノとはよく聞いていましたが、生きていく上で電験ほど有用な資格はなかなか無いと実感しました。

若い内に取得すれば、高卒でも成果を認められて大手企業の総合職採用の就職だって叶いました。まさに電験の資格を取得できれば転職で無双に近い状況になり、引く手あまたの人材となることも可能。

自己投資として通信講座を受講してでも取得したい国家試験であると言うことは自信を持って断言します。

職場にとって大きな存在になる

電験をもっていれば出世できるのかと言えば、一概にそうであるとは限りません。とくに電力会社などでは資格保有者も多く、評価点がプラスされるくらいしかないかもしれません。

しかし保持者が少ないのも事実。電気に関する知識を有していてしかも電験持ちとなれば年齢を重ねるにつれて評価が上がり、電気担当の課長職に就いている大手企業の社員もいます。

また各工場に必ず1人必要となる人材です。工業用の機器は高圧の受電設備があるため必ず電気主任技術者を置く必要がありますが、少しでも大型になると5万ボルトを超えて77kVの特別高圧受電になります。

※電気主任技術者センターHPより 電気主任の取り扱い可能な電圧の範囲

第2種の資格保持者が必置となるため、人材の確保ができず、外注で年間2000万円を出して電気主任を契約で置いている大企業の工場もあるほど。

つまりは年間1000万円出しても本来は欲しい人材であるということです。それだけに発言力が大きくなり、企業との年収交渉も有利に進められるでしょう。

管理人の働いている企業では資格手当を月2万円上げました。(現在は月3万円の手当)それだけ電気主任の確保に努めなければ人材が集まらないのです。

上記の事例より、電気の知識と資格を持っているだけで、かけがえのない存在となり頼られるうえ重宝される人材となるのです。

制御や軽装を行う場合もある

電気主任技術者といえば電源、電力のみ扱うかとの認識をお持ちの方もおられると思います。

しかし、工場や会社によってはその全てを面倒見ないといけない場合もあるのです。

シーケンスソフトやDCSの改造を得意としていた弱電計の保全マンが電験を取得すると、工場のインフラ設備や設備の頭脳となる制御システムを一挙に担う事も可能です。

自分で考えて、改善活動を行ない発表して成果や実力を認めてもらえる企業を選ぶことも、電験を持っていれば可能なのです。

電験3種、2種を取得して自信の得意(創造力や作図力、プレゼン能力など)を活かせる企業を目指すことも、人生を充実させるための方法だと思います。

まとめ

電気主任技術者になるとデメリットは確かにありますが、どんな仕事も責任が伴うことは他の仕事においても変わりません。

デメリットよりもメリットが本当に大きく、人生においては必ず有利に働く機会が数多く発生します。

給与水準が高くなり、転職の幅がかなり広がったことで、職に関する自由度が大きくなったともいえます。

初就職で自分が一番好きな仕事や職場に就けることはほぼありません。

今後、転職に有利に働くのは学歴よりも資格です。若いうちに電験二種まで取得してしまえば、あとは理想のキャリアを歩くことも、路線変更も自由自在です。

人生を楽しむためにも、最速で電験を取得して仕事を「楽しいモノ」に変えていきましょう!

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