✅ 転職先は広がるの?
✅ 電験は転職に有利ってホント?
✅ 未経験でも資格があれば採用?
✅ 低学歴でも大手企業への転職も可能なのか?
✅ 電験3種のコスパは高い?(難易度に対する価値)
キャリアアップや転職のために電験3種の取得を考えるけど、取得難易度が高いわりに「やめとけ」とか「意味がない」、「電気主任技術者 つらい」などのキーワードが出てきて挑戦をあきらめる…。
しかし電験3種の実際の価値は非常に高く、これからも上昇していく可能性は大いに高いのです。
難易度は勉強の取り組み方で変わり、正直なところ簡単に取得可能!そして大手企業への転職を可能にします。
ブログの筆者は文系の普通科高校が最終学歴。そんな筆者は電験で大手企業(50年以上続くプライム上場企業)の採用をいくつも獲得しています。
資格の価値はあるけれど、転職で生かすにもコツがあります。よって「やめとけ、キツイ」などの声が出てくるのです。
・ 電験3種の取得を簡単にする
・ 低学歴、未経験でも電験3種で希望の会社に転職する
上記2点についての戦略やコツについて解説していきます。
電験三種で大手企業への転職成功の秘訣

電験三種の資格が大手企業で評価される理由
電気事業法により、一定規模以上の電気設備を持つ施設では、電気主任技術者を選択することが義務付けられています。
電験三種の有資格者が必須になるということです。
大手ほど多くの大型工場やビルを所有しているので資格保有者を多く欲しています。
また、団塊世代の引退で資格保有者の多くが労働市場からいなくなります。太陽光発電や商業施設などが増えるのに人材が減っている需要>供給の状況が進んでいることも原因です。

未経験からの挑戦でも可能性を広げる方法
電験3種を取得して太陽光発電の仕事に未経験で転職した45歳の人もいます。
しかし太陽光発電という仕事だからできたことです。
① ポテンシャル採用
② スキルマッチ、即戦力となる採用
①については若いことが条件。今後の成長を期待しての採用です。電験3種、電験2種を取得していれば今後は主任技術者として選任でき、かつ会社のニーズに合った人材(設備やシステムをよく知っているなど)の社員となりえる「期待値」による採用です。
②は文字通り即戦力となるようなスキルを持っているからこその採用。30代後半になるとポテンシャル採用とはいきません。
しかし電験の資格を持っているだけで法律をクリアできるのでスキルマッチしていなくても人材価値が確保できます。
若い上に電験の資格を保有していたら非常に価値ある人材になります!
つまり必置の国家資格「電験三種、電験二種」を取得することは未経験でも転職の幅を広げることになるのです!
資格取得後の市場価値と転職活動の進め方

電気主任技術者の市場価値について
先にも紹介しましたが、資格の保有者不足+電源設備の増加で売り手市場が今後も続くことは間違いありません。よって「若いうちに取得する」ことで今後の転職人生を非常に有利に進めることができることは間違いありません。
いつ行動を起こすのか?そこを考えた上で今すぐに行動できる人間になることができれば、人生を有利に進めることができるのです!

以下より満足できる転職を叶えるための手順を解説していきます。

自己分析で叶えたいことを明確に
転職をする上では非常に重要な工程となります。実際に電験3種や電験2種を取得しているだけで、給与面だけでは好条件の内定をたくさんいただけます。
ありがたいことですが、高年収に飛びついて転職をしてしまうと「イメージと違った」、「ストレスが倍増した」などで転職に失敗したと感じてしまう人が多いです。
筆者もその一人で自己分析で自身が1番大事なことを明確にして、転職で何を成し遂げたいかを明確にすることが大前提となります。
幼い子どもとの時間を犠牲にしてキャリアを築いても意味がないと転職後に気付いてしまっても手遅れでした。過去記事に自己分析の手順を紹介します。


転職エージェント・求人サイトを活用する
転職エージェントの活用は求人の紹介だけではありません。非公開求人や業界事情などにも詳しいので情報収集としてもかなり友好的です。
自己分析で何を叶えたいか(プライベートを充実させたい、給料をとにかく上げたい)を明確にしておけば、希望を伝えることでおすすめの業界や業種を提案してくれます。
その情報を基にさらにリサーチすることで転職失敗を防ぎ、満足できる転職を叶えられます!
おすすめの転職エージェント・求人サイト(2025年版)
📌 業界特化型(電気・設備・インフラ向け)
- エンジニア専門:「クイック」
- 電気系:「電験転職ナビ」
- 大手総合転職サイト:「リクナビエージェント」
➡特化型のエージェントを活用すると、希望条件に合った企業が見つかりやすい


転職市場のリサーチ
➡ 「電験三種+実務経験」だとより市場価値が判断、好条件での転職が可能
まず、どのような業界・企業にニーズがあるのか把握することです。
📌調査業界
✅プラント・製造業(工場) → 資格+シーケンサーや計装知識が少しでもあるとGOOD
✅ビル管理・不動産ビル管理・不動産業界 → 需要が高く求人多数
✅電力・インフラ系企業→ 主要発電設備ではなく、風力など再エネ立ち上げで需要あり
✅データセンター・IT企業→ 今後の需要増加、電力設備の安定稼働が重要
転職エージェントを利用して情報収集をしっかりしたうえで自分の希望(給料UP、定時あがりなど)を叶えてくれる企業を探していきましょう。スキルマッチも大切です。内定時の年収にも影響します。
電験三種取得の効率的な方法と試験攻略

文系、普通科高校が最終学歴の高卒サラリーマンの筆者は電気のことはもちろん、分数計算も忘れています。それでも1年で電験3種は取得可能です。合格の決め手は「賢い自己投資」です。
試験合格のための効果的な学習計画
✔ 大半の人間は意志が弱く、モチベーションは1年も保てない
モチベーションの維持を考える前に、モチベーションが無くても勉強に取組める方法を考えて取り組んだ方が「再現性」が高まります。
そしてステップアップ式に取り組むと、日々の充実感が増して継続力が上がり、勉強習慣が身についていくのです。
そのステップアップを容易にしてくれるのが通信講座です。本題である効果的な学習計画は通信講座のカリキュラムになります。
動画学習で基礎知識を学び→演習問題で理解を深める→過去問演習で得点力を上げる。
この3ステップの繰り返しを「スキマ時間」で行うことが1年で電験2種に合格した筆者の効率的な学習スタイルです。
独学と講座の選択肢、それぞれのメリット、デメリット
独学のメリット、デメリット
独学に向いている人
✅ 参考書を1回読んで理解できる人
✅ 数学や電気の基礎知識が十分にある人
✅ 自分のペースで何年でも継続して勉強ができる人
筆者は参考書を読んでいると眠くなり、何回も読み直していたため学習が進みませんでした…。30台でホワイト企業への転職を考えると短期合格するのに独学は向いていません。
通信講座のメリット、デメリット
通信講座に向いている人
✅ 文系など基礎知識のない人
✅ 転職などの目的があり、早く合格したい人
上2つのデメリットについては対策可能です。費用は補助金制度があり、相性はサンプルで確認できます。
ここでいち早く行動できる人間になれるかどうかが短期合格へのカギ!
人生を変えるには行動を起こすしかありません。
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電験3種の難易度と価値 コスパについて

難易度は実は低い
筆者は文系の普通科高校卒業で勉強を開始した年齢は29歳でした。そのときは分数計算も忘れていました。
しかし通信講座の電気数学のドリルを一通りやるだけですぐに数学が身につき、理論の勉強に進むことができました。
そして2年で余裕を持って持って合格できました。
逆に独学で理論の勉強をしていたときは学習が進まず挫折しそうでした。
正しい手順で土台を固めながらステップアップで学習を進めることができれば難なく勉強が進みます。
価値とコスパは最高
電験三種を持っているだけで転職で応募できる求人が増えました。
また狙える年収帯は100万円以上アップしたのです。
分数計算できなくても2年で年収100万円アップができると考えると、コスパは最高!
通信講座に15万円を払ったとしても転職すれば2ヶ月ほどでもとが取れるのです。
しかも国の補助金制度や中古販売を活用すれば通信講座にかかる費用を大幅に減額できます。
若いからこそ価値が光る
現状、年齢層が上がるほど電験資格の保有者も多いですが企業が欲しいのはこれからを担う電気主任技術者です。
会社としては設備や会社のシステム、企業の風土に慣れて色々な業務をこなしてくれる若い人材が欲しいと考えています。
30代以下で電気主任技術者の資格を保有していると非常に欲しい人材となるのです。
筆者が初期費用を掛けてでも通信講座を受講した理由もなるべく若いうちに転職したいと考えているいた為です。
自己投資ができるかどうか?ここが人生の分かれ道かと思います。
電験三種を活かした大手企業への応募と面接

求人情報の見極め方と応募時の注意点
転職では、求人の見極めと応募時の戦略が特に重要になります。以下のポイントを意識すると、より良い転職先を見つけやすくなります。
1. 求人情報の見極め方
① ブラック企業を避ける
• 異常に高い給与提示:業界相場より高すぎる給与は、激務や離職率の高さを隠している可能性がある。
• 常に求人を出している:頻繁に同じ求人を出している企業は、離職率が高い可能性がある。
• 口コミサイトをチェック:社員の評判や離職率、労働環境をリサーチ。
※3回の転職を経験した筆者の所感でいくと、企業の口コミサイト「open works」で評価3未満の会社は注意が必要です。
② キャリア回復につながる職場か?
• 再チャレンジしやすい業界か?:
• 未経験歓迎の業界や人手不足の職種(介護、物流、建設、ITエンジニアなど)は受け入れやすい傾向がある。
• スキルを活かせる職場なら、過去の実績で評価してもらえる可能性がある。
• 企業の価値観が合うか?:企業の理念や社風が「過去の失敗からの再起を重視」するものなら働きやすい。
③ 書類選考の突破率が高い求人か?
• 即戦力を求める企業:過去の経歴を重視するため、スキルや経験が活きやすい。
• 社歴や学歴よりも人物重視の企業:書類より面接重視の会社は、過去の不祥事を挽回できる可能性がある。
2. 応募時の注意点
① 経歴の伝え方を工夫する
• 軽微な不祥事(例えば職場での軽いトラブル) → あえて言わなくてもOK。
• 経歴に空白が生じている場合 → 誤魔化さず「自己研鑽していた」などポジティブに説明する。
ネガティブな言い方は御法度です。例えば人間関係が原因で辞めましたなどは面接官からはまた人間関係が原因で辞めてしまうのでは?と不安を与えます。
〇 伝え方のコツ
• 「過去の失敗 → そこから学んだこと → 現在の成長」 という流れで話す。
• 例:「以前、職場で問題を起こしてしまいましたが、その経験を通じて○○の重要性を学び、現在は□□のスキルを磨きました。」
② 転職エージェントを活用する
• 事情を理解してくれるエージェントを選ぶ(業界特化型がおすすめ)。
• 自分で説明しにくい事情があるなら、エージェント経由で企業に伝えてもらうのも手。
③ 面接では前向きな姿勢をアピール
• 言い訳せず、反省と改善点を伝える。
• 「過去の失敗をどう乗り越えたか」を強調。
• 将来の目標を語り、成長意欲を見せる。
3. 求人の見極めと注意点のまとめ
✅ 求人は慎重に選ぶ(ブラック企業を避け、キャリア回復に適した会社を狙う)
✅ 転職理由の伝え方を工夫する(ネガティブになりすぎず、学びを強調)
✅ 転職エージェントを活用し、サポートを受けるのもアリ
✅ 面接では前向きな姿勢を見せる(失敗を成長の糧にしていることをアピール)
もし不祥事があっても、適切な戦略を取ればキャリアを立て直すことは可能です。
資格とスキルを最大限に活かす方法
結論、転職エージェントを利用した「売り込み」です。
あなたのスキルや電験3種を必要としている会社を知っている為、求人票が出てなくてもエージェントが企業に直接紹介してくれます。
詳しい記事があるので詳細は以下の記事を参照していただきたく思いますが、売り込みは非常に有効です。スキルマッチや自分が希望する大手企業に書類審査をパスして1次面接に持ち込めるようなものです。
自分の価値観、企業調査をしっかり行ったうえで売り込みを打診してみるのがおすすめです。

まとめ
大手企業の転職倍率は高い場合があります。よって電験3種などの有用な資格を利用して自信の積みあげたスキルを転職エージェントを通して売り込むことで、自身の評価を上げつつ転職活動を有利に進めることができます。
資格を必要としている企業を転職エージェントなどでリサーチして、その中に大手企業があれば申込んでみるのもオススメです。
しかし大手企業でもブラックの場合が多くあります。大手企業だからといってリサーチを怠らないよう注意していきましょう。
転職を目指しているかたに筆者と同じ失敗を歩まないことを祈っています。ガンバってください!
