「電験二種」難関である理由は電気数学が難解のためです。微分積分、ラプラス変換など見るだけでも目まいがする数学は「対策」で簡単にクリアできます。数学のみならず試験における「対策」を伝授してくれるのが良質な通信講座です。良い通信講座を選ぶことが合格への近道になります。
目次
結論
電験2種通信講座はなぜ文系社会人でも取得可能？
電験の学習において一番大事なのは「継続」と「習慣化」です。
スキルアップや転職の武器を獲得するために電験２種を目指す方も多いと思いますが、大半の人は「時間がない」「電気数学が難しい」などの理由から勉強が続かずに脱落してしまいます。
上記のことより再現性を考慮して、スキマ時間に取り組みことができる「手軽さ」やEラーニングなどの「システムの利便性」に加えて「電気数学のサポート」を評価のポイントとしています。
評価項目について
管理人が実際に受講したり、サンプル教材を試した際の感想を踏まえて独自の判断で評価しています。
❏価格
単純な金額だけでなくコストパフォーマンスや国の支援制度など加味しています。
❏分かりやすさ
継続できるかどうかに関わる指標です。動画やテキストの分かりやすさや見易さなど使い勝手を評価します。
❏合格実績
合格者の声や合格数などの記載があるかなどの信頼性を評価します。
❏システム
e-ラーニングや暗記カード、動画視聴のし易さや質問など学習システムの使いやすさについて評価しています。
❏web視聴期間
代金支払い後、動画を視聴できる期間を評価します。
理由はスキマ時間の学習効率に直結するため、忙しい社会人にとってはある程度、スマホで動画を視聴できる期間を確保する必要があるためです。
❏講師
動画解説を行っている講師の人物像や経歴を加味して評価しています。企業や塾講師での指導経験や合格排出実績、実際の動画講義を見た際の分かりやすさなどを評価しています。
電験2種のおすすめ通信講座ランキング 一覧
１位 SAT
プロ講師による文系でも分かりやすく短い講義動画。スキマ時間の学習に適した学習システムで合格への再現性が高い。
２位 TAC
サイト電験王の管理人が講師を務めており分かりやすい講義。１回の講義動画が１時間以上と長いのが少し扱いずらい。
３位 e-DEN
ピンポイントに受講したい方や、少額で試しに受講したい方にオススメ。科目別に受講できるのでコストパフォーマンスを押さえながら自分のペースで学習を進められます。
電験2種のおすすめ通信講座 ランキング
1位 SAT
電験二種一括講座
評価 55/60点
採点根拠
〇価格は工夫できる
金額は20万円以上するのでかなり高額です。
しかしSATの良いところは中古販売や給付金制度を活用しやすい点です。
他の通信教材は中古販売しにくい仕様となっており、うまく利用できればかかった費用を10万円以下に圧縮できるため８点としています。
〇動画もテキストも分かりやすい
テキストはフルカラーで見やすく、動画抗議も分かりやすいがテキスト内容は少し厳選しすぎで物足りない感じもあるため－1点。
〇合格実績を掲載
文系でも合格できた、一発合格できたなどの多数の合格者の口コミが掲載されています。
筆者も普通科の文系高校卒業者ですが電気数学からしっかり学ぶことができるので非常に心強かったです。
〇継続と効率、習慣化が考慮されたシステム
学習時間のグラフ化や動画のしおり機能、法規科目の条文穴埋め問題機能などEラーニングによるスマホ学習のし易さがとても優秀です。
つまりは管理人が最重要視している継続と習慣化が容易に行える素晴らしいシステムとなっているところが重要なポイントです。
質問は20回と回数が決まっていますがzoomやメールで教えてくれます。
※2年目は回数がリセットされます。
1回の質問で分からなければ再度質問しても質問回数には含まれませんので安心して理解ができるまでメールのやり取りができます。
電験での学習は分からない箇所を調べるのに時間がかかります。よって質問システムを活用することも合格に近づく戦略の１つです。
お目汚しですみません。管理人は電験2種の法規学習はすべてトイレで行いました。理由は最短で合格するためにも１日の時間を効率化しつつ、学習効果を発揮したいためです。
※当時は32歳で35歳の転職限界説があったため
考えた結果、暗記となるものは毎日の反復が一番覚えられるとのことで、SATの暗記カードをもとに色シートで見え消しできる電験の法規暗記ペーパーを作成。
１日１５分～３０分のトイレ学習で電験３種と２種の法規科目に同時合格しました。
とくに紙に書きだす必要はありませんが、トイレに張ることで否応なしに条文が目に入り記憶に刷り込まれていきます。活用方法次第ではＳＡＴの教材を１２０％生かすことができ、合格にかなり近づくことが可能です。
〇web視聴期間は最大３年
視聴期間は基本は２年で不合格時は３年に延長される保証があります。
忙しい方にとっては少し残念な感じですが、正直３年間SATの教材を使用して学習していれば必ず合格できます。（1日1時間程度の勉強で）なので動画視聴期間は10点満点で評価しています。
〇講師として実績のあるプロの解説
塾や企業での教育者としての経験、合格者排出実績があるプロ講師の池田先生による講義が魅力です。
個人的な印象としては3種の講義のときより少しだけ厳しい印象になってしまった感じがしています。
質問をした際の担当講師には当たり外れがありますが、zoom質問での予約で講師は選ぶことができます。
電験2種でもっとも難しい数学のサポート力、学習を継続し易いシステムなど、合格の再現性が1番高いため管理人はSATをイチオシしています。
２位 TAC
電験二種ストレート合格コース
評価 53/60点
〇費用は工夫できる
金額は20万円以上するのでかなり高額です。
しかしSAT同様に中古販売や給付金制度を活用しやすいです。
他の通信教材は中古販売しにくい仕様となっており、うまく利用できればかかった費用を10万円以下に圧縮できるため８点としています。
〇動画もテキストも分かりやすい
画像は白黒ですが（管理人が受講した時点）、2024年の最新のテキストはフルカラーで見やすく、動画抗議も分かりやすいです。
〇合格実績を掲載
初心者でも合格できた、一発合格できたなどの多数の合格者の口コミが掲載されています。
管理人は2次試験対策のみSATと併用して受講しましたが、解けなくていい難問は切り捨てるようにアドバイスがあり、本当に大事な箇所を重点的に説明してくれて、途中の数式も一緒に解きながら動画が進んでいくので、家や図書館で集中して学習する際には非常に役に立ちました。
◯システムについて
受講すると上記のカードが送付されてeラーニングの学習動画を視聴できるようになります。
テキストがなくても学習は進められるのですが学習時間の記録や暗記カードがない点、一回の動画が1時間前後と長い点がマイナスに感じました。スキマ時間の勉強のしやすやはSATに軍配が上がった感じです。（しおり機能はあるので、途中から視聴再開はできます）
◯Web視聴期間
TACの視聴期間は１年と非常に短いのが欠点です。１年では一次試験から受験する場合は時間がなかなか足りないかと思います。
TACの活用方法としては今年こそはというタイミングで2次試験に進んだときに、2次試験専用の講座を受講するのがオススメです。
◯講師は電験王
電験2種の動画講師はサイト「電験王」の管理人の方が務めています。
サイト同様に非常に分かりやすい講義ですんなりと頭に入ってきます。
難解な問題も「この問題は得点が難しいので割り切って次に進みましょう」などの線引きもしてくれるので、指標ができて効率的に学習を進めることができて2次試験の際には非常に助かります。
3位 e-DEN
電源二種ToKoTon講座
評価 53/60点
◯費用はお試しで9,700円から
オンライン講座は科目毎に購入するスタンスです。最安は一次試験の法規で9,700円からですが正直、法規は必要ありません。
理論を受講して、頑張れそうなら理論を受講するのがオススメです。理論＋数学で6ヶ月コースなら36,200円で受講できます。
いきなり10万円以上の高額を払っても頑張れない不安がある方は試してみる価値はありです。
※ランキングの料金は12ヶ月のセット（一次試験4科目＋2次試験2科目）の料金です。
TACにも科目受講はありますが、総まとめ講義でテストの対策演習のような講座になっています。（1科目9,000円）☟TACの受講画面
こちらは150分の動画×2本と演習講義動画1本の構成になっており、試験前の総仕上げの内容のなっています。
◯分かりやすさ
分かりやすいです。黒板を前に講師が問題を解説していくスタイルです。数学の数式も実際に問題を解いていきながら説明してくれるので特に分かりにくいといったことはありませんでした。また実務経験に繋がる説明をしてくれる時もあるので納得感があります。
ただし2種の電気数学を全く知らない文系などには少し分かりずらいところがある印象でした。
◯システムについて
スマホで学習するにはオンラインコースを受講しなければなりません。
暗記カードや勉強時間の累積などは無いのでその点は費用削減だと割り切りましょう。
◯合格者の掲載などはなし
残念ながら受講者の声や合格実績はありませんでした。しかし、サンプル動画などはすぐに視聴可能なので、自分に合っているか、理解できるかなどはそこから判断するしかないです。
管理人はオプションの数学などを受講した経験がありますが、とても分かりやすく得点力も向上したと認識しています。
◯Web視聴期間
視聴期間は申込むコースによって半年か１年になります。セットで申し込んだ方がお得ですが、1次試験の理論を受講→合格→他科目合格手前で2次試験対策受講…の方が効率はいいかと思います。
◯講師はベテラン
電験の2次試験においてはなくてはならない「電験二種完全攻略 二時試験対応（改訂2版）」の著者、「不動 弘幸」さんが講師を務めています。
この問題集は解説も簡素にまとめていて分かりやすく、頻出する問題から並んでいるので勉強も効率よく進められます。多くの電験ブログで見かけており、電験2種合格者はほとんど使用している1冊です。
この問題集をまとめた先生の講義なので、信用度はお墨付きです。見た目から怖そうとの意見も管理人の周りからはありましたが、非常に柔らかく丁寧に解説してくださっています。
まとめ
社会人におすすめということでスキマ時間の学習に適した教材かどうかを重点的に評価しました。
多くの方は3種を持っている方だと思いますが数学の難しさが別格です。
文系で数学に自信のない方はSATやTACを、理系出身で初期費用をとにかく抑えたいならe -DENをおすすめします。
講師の合う、合わないがあると思います。先ずは資料請求して自分に合っているか確かめてみましょう。
管理人がSATを最も推奨する理由は費用の面、合格の再現性の面です。合格において継続学習が最も重要になる電験は、スキマ時間の学習のし易さがポイントになります。また数学もしっかりフォローしてくれる点は理系出身であってもありがたいと思います。
スマホ動画の視聴期間も長く、費用も抑えることができて最短で合格できる可能性が1番高くなるためSATを特におすすめします。
この記事で紹介した講座はすべて教育訓練給付金制度の対象講座ですので、更に費用を抑えることもできるでしょう。
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皆様の合格を願っております。
